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びんかんでなにがわるい

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快楽吸収責め

ぎりぎり間に合いました。
シャドウSSじゃないですが、容量だけなら同じくらいじゃないかなと思います。
でも多いだけでエロくないかもです。
無心で読み始めていただければもしかしたらエロく感じるかも……|ω・)テフェ











 「は……ぁぁぁぁぁあ!」

 月明かりさえも遮るほどの厚い雲が覆う暗い夜空に、一条の青い炎が流星のように空を裂く。その鋭さと激しさはさながら獲物に襲い掛かる龍のごとく猛々しいもので、まさしく炎は、人にあだ名す敵対存在を屠るために放たれていた。

 「!?」
 
 炎から背を向け、飛び上がっていた存在は、圧倒的な気配に振り向き、目を見開いた。
 それは自分たちにとっては忌むべき力で、巻かれれば塵屑のように焼き尽くされてしまうことを本能で悟りとっさに逃れようと抵抗した。

 「がぁああああああああああ!?」

 だが、それは失敗した。命があるということを考えれば完全に失敗したとも言い切れないのかもしれないが、体の半分近くが焼失し、焦がされている。恥も外聞もない悲鳴を上げ、たまらず膝を突いていた。

 「……終わりね」

 一撃で倒せないことに驚きはもとよりたいした感情を浮かべていないのは、先の炎を放った張本人の女性、日下部初夏だった。
 甲高い靴音をアスファルトに響かせて、跪く殲滅対象を冷たい目で見下ろしながら、長く美しい髪をかきあげ、そのまま右手を向けた。

 「お……のれぇぇ……!」

 今まさに滅びを目の前にして、怒りと苦痛に凶悪に表情をゆがめている敵対存在は女性だった。だがそれは人の皮をかぶっているだけであり、純粋な人ではない。
 ラファズと呼ばれる初夏だけではなく、人類すべてにおいて敵対存在であり、よく見れば耳からこうもりの翼のようなものが生えていたり、臀部からはトカゲのような尻尾が生えていたりと人との相違が見て取れる。
 瞳は瞳孔が縦に細長く、彼女に睨み付けられれば並の人間であれば恐怖に身がすくんでしまうことだろう。

 「ふん……」

 しかし、初夏は恐怖を覚えるどころか、鼻を一つ鳴らすと向けていた手のひらから青い炎を出現させる。
 その瞬間、女性の瞳が驚きに見開かれた。だがそれは恐怖を抱いたからではなかった。

 「そうか……貴様が神炎か……!」
 「……どうだっていいでしょう」
 「く……くくく……そうか、貴様が……焼かれただけの価値はあった!」
 
 怒りに満ち溢れていた表情をとたんに歓喜に変えた女性に、初夏は怪訝な目を向ける。が、すぐさま鋭さを増し、右手に力を一気に送り込んだ。
 よくない気配を感じたのだ。

 「くっ!?」

 だが、攻撃を放つ直前、いきなり初夏の周りから煙が立ち昇った。女性の姿が煙に消えるまで一瞬もいらなかった。
 咄嗟にその場から大きく飛びのき煙の中心地からは逃れられたが、辺りの視界は完全にゼロとなってしまう。

 (あいつの仕業ではないわね……)

 姿が隠れる直前に見えていた女性の表情は確かに笑っていたが、アクションは起こしていなかった。そして煙は足元からであったが、どこかから吹き込まれるようにして起こっていた。

 (徒党を組むタイプ……か……)

 一瞬だけ強く風が吹く。たったそれだけで消えてしまった煙には特にこれといった特殊な効果はなかった。ただの煙幕のようだった。
 だが、目くらましという意味でのそれは完全に機能しており、追い詰めていた女性の姿はその場にはどこにもなかった。

 「……やれやれね」

 ため息を一つ吐き出しつぶやくと、初夏はその場を後にするべく飛び上がった。姿を隠しているだけかと気配を探ってみたが、どうやら完全に逃げてしまったようで、追い討ちをかけるには時間的にも暗闇の中という条件的にも厳しいと帰還することを選んだのだ。
 
 (ダメージのことを考えればしばらくは激しい行動は起こせないでしょうけど……)

 初夏を見て歓喜の声を上げていたことがどうにも引っかかっていた。初夏を狙っていたのなら間違いなく再び現れるだろう。
 爬虫類のような瞳を思いだし、初夏はため息をついた。
 相変わらず月明かりを通さない暗い空に静かに溶けていった。



 「ふむ、そいつらの話は聞いたことがあるな」
 
 次の日の朝となり、食卓を囲みながら初夏は、居候神であるツクヨミに先の敵の話をしていた。
 味噌汁を軽く音を立てて飲み干し、お椀を置きながらいつものどこか気楽な表情を引き締めるツクヨミを見て、初夏は少しだけ身構えた。

 「ずいぶん前のことではあったが、基本的には二組で動くらしい。が、主に活動するのは一匹だけ。先日初夏が追い詰めたやつであろう。特徴が一致しているからな」
 「もう一匹は戦闘能力がないのかしら?」
 「そういうわけではないらしい。だがもう一匹がどれほどの力を持っているのかはの情報はない。ただ二匹そろった段階で恐ろしく厄介な手合いとなるそうだ」
 「……そうなら、なぜ昨日は逃げたのかしら」
 「ふむ……予想以上にダメージが大きかったためか……」
 「?」
 
 あごに手を当て考えるように俯いていたツクヨミが、少しだけ顔をあげ初夏を見つめる。何を言いたいのかわからず、初夏は首を傾けた。

 「先日、やつは初夏を見て歓喜したと言っておったな?」
 「えぇ」
 「ともなれば、こちらの情報も間違いではないか……」
 「一体なんだというの……?」
 「簡単な話だ。やつらはお前という存在そのものを狙っておる。活力ではなく、日下部初夏そのものをだ」
 「前のリリアーナみたいね……」
 「厄介さで考えるならそう違いはないかもしれん。ただやつらは、名のある戦士を襲い、自らのコレクションにしているという」
 「悪趣味なことね」
 「同意するが、実際に行方不明になった数は優に二桁に達していると聞く。味方にも敵にも名が知れるほどの強者を捕らえる実力はバカにはできん」
 「そうね……」

 片方だけならば初夏の敵ではなかった。直撃さえさせれば一撃で焼き払うことが出来る程度には。
 能力も安定して火力を出せるようになっているとはいえ全力解放をしていない状態でそれなのだ。自分の力が他の戦士たちと比べてどの辺りに位置するのかはいまいち分からないが、名を轟かせるほどのものであるのならそれほど違いは似だろうと初夏は考える。

 一匹目が下僕で主は二匹目という構図ならば、誘導されて結果敗北という形に陥ることもあるのだろう。
 もしくは二匹揃った時に発揮される搦め手が異常に厄介か。
 何にせよ油断できそうにない相手だった。

 「そういえば、リリアーナの姿を見ないが」
 「あいつは、また少し休眠してるわ」
 「むぅ……間が悪いな」
 「あいつがどうかしたの?」
 「いや……場合によっては奴の力を借りるべきとも思ったのだが……休眠では一月は目覚めぬか」
 「そうね……」

 保険としてリリアーナという最強のカードを用意したいということは、それほどまでに危険だと認識しているのだろう。
 だが初夏にもその気持はわからなくなかった。現状、ラファズと戦えるのは初夏のみ。ツクヨミは力の大半を失っているし、友人である四季の専属護衛メイドの命がいるとしても、初夏が捕まった場合は捜索することは容易ではないだろう。それにラファズは他にもいるのだから彼女はそれにも追われることになるかもしれないのだ。
 その点を考えればリリアーナは実に有用だ。初夏の匂いをたどれるし、強さも申し分ない。それにこと初夏のこととなれば必要以上に真剣になる節もある。保険としてこれほどまでに安心できるものもないだろう。
 若干、後で支払う賭け金が恐ろしくはあるが。

 しかしその保険は今は初夏の活力を得た事によって定期的な休眠に入ってしまった。
 ある意味孤立無援の状態で戦わなければいけない状況となっていた。

 「とにかく、警戒は怠るでないぞ? お主の体は、宝玉の力で異常を抑えられておるが、外部からの干渉には非常に弱いのだから」
 「えぇ」



 朝の営みを終えた後は、学園へと向かう。
 ラファズという存在と戦う日々を送る初夏だが、元々はただの学生なのだ。生活態度や教師、クラスメイトの評判は著しく悪いが、理由なく欠席遅刻早退をしたことはない。
 その日も学園に余裕を持って登校できる時間の電車に揺られていた。

 「……」

 余裕で間に合う時間帯ではあるが、その時間帯は通勤ラッシュでもある。首都ほど混雑はしていないが、この車両も身動きが困難になる程度には人であふれている。
 幸いというべきか、選んだ車両は女性専用車両だ。
 リリアーナに体をいじくりまわされたことによって、異性を不必要に引き寄せてしまう体質である初夏にとっては非情に助かっていた。
 欲望むき出しのものは救えないが、意図せずして初夏のそれに引っかかり視線が外せなくなるものもいる。申し訳なさと、結果血走った目で見つめられるというのは、あまり気にしないとしているはずなのに、嫌に恥じらいとなって身をすくませる。

 (こんなに弱いつもりは……なかったのに……)

 リリアーナに襲われる前は、どんな視線を向けられても動揺しなかった。
 自分の中の認識が変わってしまったのか、変えられてしまったのか。ツクヨミに言わせれば人並みになっていいことだというだろうが、初夏にしてみればそう思える要素はなく、結果ため息をついていた。

 「っ!?」

 その瞬間だった。パキンという硬質な音が響くと同時に、電車が何かに包まれるような感覚を覚え、咄嗟に顔を上げる。
 軽く周りを見てみれば、気づいているのは初夏だけのようで、他の女性達は特に何のアクションも起こしていなかった。
 当然のことではあるが、その異常に気づけたのが自分だけだったことに内心安堵しつつ、警戒をする。

 (結界……まさかこんな朝っぱらか活動する奴がいるとはね……)

 ラファズは人を襲うのだが、表立って動けるものは少ない。基本が中級程度の力を持たず、少し戦闘経験のある戦士と戦えば確実に勝てるという保証がないからだ。そのためにたいていのラファズは闇に紛れて行動するのだ。
 だが、今正に結界を展開されてしまった。よりにもよって一般人までも巻き込んで。
 結界の原理は解明されていないが、力を持たないものは結界を展開するものの裁量で除外することができる。が、こうして除外しなかったということは、獲物として捕食する気でいるのだろう。もしくは人質か。

 (これだけの人を守りながらこんな状態で戦わないといけないなんて……っ!?)

 なるべく気配を抑えつつ、周囲に警戒を向けている時だった。不意に、両手に左右にいた女性が抱きついてきた。まるで拘束するように。

 「な、にを――むぐぅ!?」

 驚きと疑問を解消することを優先した初夏は、さらなる驚愕に目を見開き体を硬直させた。いきなり、目の前にいた女性が頬を手で挟むと、無造作に唇を塞いできたのだ。

 「ん……む……んちゅ……ぴ……ちゅ……ん……ふ……」
 (な……ぁっ舌、いれ…………ぅぁっ! あ、な、……なん、で……っ)

 動揺する初夏は突然の攻撃に防御することを怠ってしまい、あっという間に唇と口内を制圧されてしまう。
 生温かく柔らかな舌が、自分の舌を絡めとり、舐め上げられる。

 「ふむぅ!? む……ちゅっ! ん……っ! むぅ! く、ふぁ!」
 「ちゅ……く……ジュル……ん……むぁ……っ……ふむ……っ」

 両手でしっかりと頬を掴まれているために、顔を振って逃げることもできない。体を動かそうにも両手を掴まれてしまっている。
 だが、その力は異常だった。いくら初夏が改造によって非力になったとはいえ、体重は一般女性並とさほど変わらない。揺すれば女性の力くらいなら多少はひるませることはできるはずなのだが、ビクともしない。

 (く……そ…………こ、んな……っふぁ……ぁぁ……っ)

 悪態をつき、頭と体を落ち着かせようとするのだが、女性の巧みな舌使いによって虐められる自らの舌が甘い痺れを覚え、脳を揺さぶった。途端に溜めていた力が抜けていくように霧散し、体がか弱く打ち震えた。捕食者を前にして晒してはいけない姿だった。

 「ふむぅぁ!? んっ、ぁ……ぅ! ん……んふぅ! む、っぅううぅ!」

 電車の走行音があるというのに、嫌に響き渡る淫音が車内に響く。同時に上がるのは初夏の鼻にかかった熱っぽい声。
 クチュ、ヌチュ、と舌と舌が濃厚に絡み合い、お互いの唾液と熱を塗りたくるように責め立てられる。舌の表面をなぞられ、揉まれ、絡まれ誘導され、唇と共に吸い立てられる。
 淫らな音が鳴り響くたびに、初夏の体がビクン、ビクン、と小さく跳ね上がる。きつく閉じられた瞳の端からは涙が溢れ、真っ赤に染まった頬を染める。
 間違いなく初夏は快感を覚えていた。

 (こ……んな……こと……で……ぇ……ふぁ! あ、く……そ、ぉ……ぁ、ぁぁぁ!!)

 クチュリと音がなって舌が愛撫されると、頭の裏側辺りがピリっと心地よい痺れにみまわれ、体が勝手に震えてしまう。
 体から力が抜けていくのを止められない。瞳は潤み、蕩けそうにまぶたが落ちそうになっては必死になっては必死になってそれに抵抗する。
 しかしそんな抵抗は自己満足に過ぎず、女性の口虐は続けられる。

 「ん……ぷぁ……ぅ……んんん……っ! ふぁ……ん……む……く、むぅぅううぅ!」

 ピリっピリッ……っ
 脳髄を駆け巡る快感電流が、なんと心地よいことか。本来ならば見ず知らずの人間に、それも同性に唇を奪われての口虐など嫌悪を覚えてしかるべきだ。だというのに、初夏が感じているのはただただ快楽で、相手はただの人間のはずだというのに為す術もなく翻弄されていた。

 (ふぁ……ぁ……あ、だ……めっ……こ、んな……の…………っ、ど、にか……しなく……ちゃ、い…………けな、いの……に……きも、ち……よく……て…………ち……から……ぬけ…………ちゃ……っ)

 どちらのものなのか、口内に伝わらなかった唾液がこぼれ落ちる。だが、女性はそんなことなど気にすることなく初夏の口内を貪るように、舌を這わす。
 気がつけば初夏は押さえつけられているはずの女性たちに体をあずけていた。そうしなければ崩れ落ちてしまいそうなほど、力が抜け弱々しく震える足は自重を支えることさえ困難になっていた。

 「じゅる……ぴちゅ……ん……っじゅ、るっ……んふ……くちゅ……む……ちゅっ」
 「む……ぁっ、ぁ……ん……ふむ……ぅ! ん……んんん! ふむぅぅうぅぅ……!」

 顎を持ち上げられ、覆いかぶさるような体勢をとられると、より深く激しい舌使いを可能にしたのか、甘い痺れが断続的に生まれ、後頭部の辺りで何かが弾ける。
 ビクンビクンっと体が揺れて、性感がどんどん昂ぶらされていくのが分かる。触れられていない下半身が、秘所が、膣が子宮が、快感電流を伝えられてキュンキュンと戦慄き全身に準備を施していく。
 性感の最高潮である、絶頂をよりよい状態で迎えるための。

 (うぁ……ぁぁ……だ、め……っ……か……らだが、しび、れ……て、こ……のまま……じゃ……ぁ、ふあぁぁ……! い……ちゃ……う……っ)

 理性を裏切った体の反応に気づくが、止めることができない。その理性さえも、女性の舌によってグズグズに蕩けさせらようとしている。体を抑えるだけの力は残されていなかった。

 (く……ぅ! ぁ……ぁぁぁ……っだ、めだ……っか、らだ……ぞく、ぞく……って!)

 体を駆け巡る恍惚感に背筋がゾクゾクゾクッと蕩けるような痺れを起こす。ジワリと甘い幸福感が生まれて、呼応するように子宮が震え、愛液を大量に分泌させた。白のショーツはすでにその役割の大半を果たすことのできないほど濡れそぼっており、太ももだけでなく床までも汚している。

 「んふ……っ」

 唇越しに初夏を着実に追い詰めていることを理解してか、女性が口角を確かに上げて悦びを表す。
 その瞬間だった。

 ジュルルルルルルルルルルル!

 「――――っんふうぅううううううううぅうぅううぅぅぅううぅうぅ!!?!?!?」

 初夏の舌を自らの口内へと導いたと思うと、唇をすぼませ、まるでオナホールのように初夏の舌を男性器に見立てたように吸い立てながら扱き上げた。
 男性器のようにそそり勃っているわけではないために、ピストンをすることはできないが、舌が抜けるまで容赦なく吸いたてる。
 
 (ふぁぁぁああぁあ! あっ、あぁぁ! と、められ、な……いっ……ぞくぞく、ってっ……あ、……あ、あぁぁぁ……い……くぅぅ――――っ!!)

 子宮が、キュウッと強く痺れた。その痺れが伝導するように全身が甘く蕩けるような愉悦を伴って信じられない恍惚感を波のように伝える。体が勝手に強ばって、限界まで行くとピクッピクッと不規則に痙攣する。
 触れられていないはずの秘所からはぷしぷしと淫らな音を立て潮を噴き、同時に愛液を大量に分泌して床にシミを増やしていく。

 「ふ……ゃ…………ぁ……っ……ぁ……っ」

 舌を引っ張りだされた初夏は、絶頂に伴ったとろけた顔を晒しながら舌をたれさせるという惨めな姿を晒していた。体中を小刻みに痙攣させて絶頂の余韻に打ちひしがれていた。

 (わ……たし……こ……んな…………)

 罠を仕掛けたのは間違いなくラファズだ。おそらく彼女たちはこの行為を強制されている。いわば犠牲者だ。力も何もないからこそラファズによって操られている。
 だが、そんな力のない一般人によって快感を与えられ絶頂にまで上り詰めてしまった。ただの口吻だけで。
 その事実は、ラファズに陵辱されてきたことよりも初夏の精神を大きく削っていた。
 屈辱などというものではない。守るべき対象であるはずのものを巻き込んだ挙句に好きにされてしまった。それが初夏にこれまでにないほどの衝撃を覚えさせている。

 「は……ぁぁ…………ぁ……はひ…………」

 虚ろな瞳を揺らしながらどこを見るでもなく、脱力する体を女性たちに預けて小さく痙攣を続ける。
 打ちのめされている場合ではないということは分かっているのだが、自分でも思った以上に活を入れることができず、何時まで経っても絶頂の余韻が抜けない。指先を動かすことも億劫で、どれだけ鞭を打ってもすぐに力が抜けてしまう。

 「んふ……あむっ」
 「むぐぅぅ――――――!?」

 そんな初夏に犠牲者であり襲撃者でもある女性たちは追い打ちをかけた。先ほどとは違う女性ではあるが、おとがいを反らしたままの初夏の唇を再び塞ぎ責め始めた。
 突然のことでビクンと反応をするが、絶頂の余韻が抜けない敏感な体に走る快感により、舌を絡めとられいじられるとすぐにトロンととろけた瞳を晒してしまう。

 「ん……むぁ…………っ、っ……ふぁ……ん……ふむぅうぅぁ!?」

 脳を痺れさせる刺激に弱った心まで明け渡してしまいそうになった瞬間、初夏に新たな快感が走った。
 背後に経っていた女性が、初夏のたわわに実った二つの果実を無造作に掴みあげたのだ。
 既に出来上がってしまっていることを除いても、同年代の中でも成熟した果実は舌同様に、人道を無視した改造を施され、それこそ触れられただけでも腰が砕けてしまいそうになるほどの快感を覚えてしまう。だというのに、背後の女性はぎゅうぎゅうと初夏の柔らかな胸を堪能するように、服を破ってしまいそうな勢いで思うがままにこねくり回す。

 「むぐぅうううう! むうう! っあ! むぶぅう!? むっちゅ……ふむぅううう!」
 
 舌にと胸。交互に責め立てたかと思えば同時に快感を生み出したりと、刺激に慣れさせてくれる気配がない。
 壊れたように快楽を感じるたびに腰が引き攣り、体が揺れる。

 (むねは、だめ……なの……にぃ……舌も……むね、も……そ、んなの……また……い、……てしま……ぅ……っ)

 鎌首をもたげる絶頂の気配に、またもやゾクゾクと体を悦びに震わせてしまう。
 嫌なのに、快楽なんて感じたくないのに。
 どれだけ心で反抗しても、あざ笑い性感を昂ぶらせられてしまう。
 
 「ふふふ……っ」

 だというのに、女性たちはさなる魔の手を初夏に伸ばすべく、光を灯さない光を愉悦に歪めた。
 そして、ためらうことなく初夏のぐちゃぐちゃに濡れそぼったショーツごと秘所を舐め上げた。

 「ふむぅうううぅううううううぅぅぅぅうぅっぅぅぅぅぅ――――――!?」

 一瞬、一撃だった。
 本の一つの刺激を秘所に、その上に芽吹く小さな肉豆に与えられた瞬間、脱力していた体が張り詰め、背中を弓なりにしながらあっけなく絶頂を迎えさせられた。
 
 (ぁ――――ぁ――――っ――こ――――――んな――――――――っ)

 ビクッビクッと最初と違いより強い快感を覚えているのだろう。体が不規則に大きく痙攣する。
 快感神経の塊であり、おそらく一番徹底的に改造された箇所でもあるクリトリスへの刺激は深く、絶頂の快感がいつまでも体に残り初夏を蝕んでいた。

 「は……ぅ…………む、ふむううぅ!? ん!? ふむぅぁぁ! あ、むううううぅ!?」

 しかし女性たちは、インターバルなど設けさせることなくそのまま行為を継続させる。強く深い絶頂を迎えたことによって、より敏感に、より快感に対して開かれた体は、更なる快感を覚え、圧倒言う間に頂きをちらつかせる。

 (いま……イ……ったば……か、り……なの……に……まだ……や……る……の……)

 すぐさま子宮が悦びを訴えて恍惚感を流し甘く甘く痺れ蕩けていく。
 頭に靄がかかったように思考がおぼつかなくなっていくのだが、そのせいで快感に焦点がいってしまい、より強い快楽を覚えてビクビクと体をひきつらせる。
 
 「くちゅ……ちゅ……ちゅる……ジュル……ぴちゅ…………っんふ……っ」

 舌と舌を絡めあい、何度も何度もこすりあげる。表面をゆっくりと舐め、裏面までも丁寧に扱く。時に歯茎にまで舌を這わせ初夏の口内でなめていない場所など無いほどに蹂躙する。
 抵抗する意思までも蕩けてしまっているのか、唾液を流されるとコクコクと喉を鳴らして飲んでいく。
 それさえも快感なのか、唾液が喉を通るたびに、恍惚感に揺れていた。

 「ンブゥううう!? ふ、んんんんん! む、ぅ、ぅううううう!?!?」

 およそ女性のそれとは思えない力を持っての乳房への愛撫は、遠慮などというものをかなぐり捨てたように荒々しい。
 既にワイシャツのボタンは弾け飛んでおり、隙間からブラが見え隠れする。だが、それも一部損傷してしまっているのか、豊満な乳房は既に解放されており、形を最初以上に自由にされている。
 そうすると、自己主張をしている乳首がワイシャツによってこすられる。手とは違った鋭敏な刺激に、初夏はたまらず鼻にかかった熱っぽい悲鳴を何度も何度も上げる。

 「ひぐっ! んむぅ!? んぉ……ぉ、んんんんんんん! んふふうううううう!?」

 ジュル、ジュルルルルと、みだらな音を無遠慮に響かせながら、ショーツに染み込んだ愛液ごとクリトリスが吸い立てられる。強烈な吸引によりショーツがクリトリスの形をくっきりと形どると、吸い立てながら舌でグリグリと押し潰す。時折甘噛をしたりと責め手を一切緩める気配がない。
 あまりにも執拗な行為によって、視界が極彩色に弾けてチカチカする。脳天を貫くような強い快楽が断続的にやってきて、落ちることもできずに何度も何度も押し上げられる。
 恥ずかしさや悔しさなどという感情を抱く間もなく、徹底的に追い詰められ蕩けさせられる。

 (い……くううううううっ……! か、いか……んが……とま……らな……い……っイくの……とめられ、な……いっ!)

 三つの部位から織り成す快感責め。逃げ場なんてどこにもなく、意識だけでもそらそうとするのだが、すぐに追いつかれそのままあっさりと屈服させられてしまう。
 中でもやはりクリトリスからの責めの比重があまりにも大きい。
 淫らな肉の豆を甘咬みされた上で、舌を使ってもみほぐされるとそれだけで頭の中が光が破裂して、体中を気持ちいい痺れに貫かれてしまう。
 そうなるともはや耐えるなどと言う余裕はなく、いとも簡単に絶頂快楽の坩堝に貶められる。

 (か……らだ……き……もち……よ……すぎ……て…………も……な……にも……かん……が……え…………ら……れ…………)

 意識が落ちるように遠のいていく。だが、それは気を失うというわけではない。
 快楽をより深く味わうために他の感覚をシャットアウトするためだ。
 連続絶頂に陥れ、初夏の意識と理性をガリガリと削ることで初夏の体を味方につけることによって起こすことができた状態だ。
 力を入れることさえできないのか、完全に女性たちに身を任せ、与えられる快楽にただただ震え絶頂を迎える。

 「ぷぁ……ふ……ぅ……」
 「ふ……ぁ…………ぁ…………ぁ、ぁ…………」

 そうして数えることさえ億劫になるほどの絶頂を迎え、ようやく初夏は解放された。だが、消耗しきった彼女はぐったりと体を弛緩させ、抵抗する素振りすら見せない。
 自らの意思で動かすことができないほど脳までしっかりと蕩けさせられていた。

 「あ……むっ」
 「ん……ふ……っ……っ」

 そんな状態の初夏に、女性たちはさらなる追い打ちをかけた。また別の女性が唇を塞ぎ舌を弄び始めたのだ。合わせるように胸への責めも、クリトリスの責めも開始される。
 初夏の快楽地獄はまだまだ終わりそうではなかった。



 それから数時間後。
 本来ならどこか終点についているはずの電車は、結界によって隔離されているためにいつまでたっても走行音が消えることはない。
 つまりそれは、初夏への行為も続いていたということになる。

 「は……ひ…………ぁ…………ぁ……ぁ、ぁ…………」

 初夏の状態は、戦闘時に見せていた凛としたものは欠片もなく、汗と涙と唾液、そして改造されたことによって分泌するようになってしまった母乳。股間からは愛液と潮をまき散らし、電車内を異常なほどに淫らな香りに包んでいた。
 完全に脱力しきった体は、未だに女性に捕まり支えられている。行為の途中で剥ぎ取られたショーツは床に転がり、初夏の愛液と、そして今まさにちょろちょろという情けない音共に漏れだした黄金水の作った水たまりに落ち汚されきっていた。

 「ぁ…………ぁ……………………ぁ……ぁ…………」

 ビクッビクッと体が小刻みに痙攣を繰り返す。そのたびに、ピチャッピチャッと床に雫をこぼしている。
 瞳に光はなくただ涙をこぼすだけ。口は責められすぎたことも含めてだらしなく開かれ、唾液まみれの頬にまだ自分の涎をつわせている。
 ボタンを引きちぎられて開かれた制服のワイシャツからは、押し込まれていた大きな乳房がこぼれ出ている。先端の乳首はいじられすぎてか痛ましく腫れている。だがそれを慰めるように辺りを母乳で白く染めていた。
 股間部は、女性たちの唾液と自らの愛液とでぐしょぐしょだった。いじられ続けたクリトリスは乳首同様に腫れ、皮などとっくに脱ぎ捨てて小指よりも大きく勃起していた。最初は閉じられていた秘所は、いじられ続けることで徐々に開花していき、今では物欲しそうにヒクヒクとみだらに引き攣って、今なお止めどなく愛液を垂れ流していた。

 「ふふふ……その様子だと、気に入っていただけたみたいね」
 
 不意にこれまでで初めての言葉となる声が響いた。
 反応してうつろな視線を彷徨わせると、正面から一人の女声が現れた。他の乗客たちと変わらない格好をしてる初夏よりもやや高い背丈のただの女性だ。
 だが、消耗しきった初夏でも、彼女の内側を見逃すことはなかった。そのあまりにも淫靡で妖艶で危険極まりない気配を。
 
 (こ……いつが……二匹の……うち……の……)

 そう本能的に理解する。
 倒すべき敵が目の前にいて、笑っている。

 (た……たかわ……ない……と……)

 ぐずぐずに蕩けさせられた心に鞭を打って必死に動こうとする。だが、それに答えてくれる場所は今の初夏にはどこにもなく、弱々しく指をひくつかせることしかできず女性たちの拘束を振りほどくには至らない。

 「あら……まだ心が空っぽになってないのね。これまでの戦士より強いのね」

 女性……ラファズは驚きを少しだけ表すが、すぐに悦びに染まり舌なめずりをした。
 まさしくその仕草は、獲物を前にした捕食者のもので、初夏は無意識に背筋をゾクリと震わせた。
 それは気圧されてのことなのか、これから起こることを期待してなのかを理解できずに。

 「さぁ始めましょうか」
 「あぁ。先日の傷の礼をたっぷりとさせてもらわないとな」

 ラファズの言葉に応えた声は、背後から上がった。聞いていた時間は短いながらも、嫌に印象に残ったそれは、昨夜初夏によって重傷を負わされたはずのもう一匹のラファズだ。

 「ふ……ぁっ……」

 身動きのできない初夏を背後から抱きすくめると、顕になっている乳房に手をかけた。大きな果実は、一般的な女性程度の大きさしか無いラファズの指を簡単に埋めていた。
 
 「ふふ……その程度で感じてしまうなんて、随分敏感なのね。喜ばしいことだわ。これなら活力も美味しいのでしょうね……あ……む」
 「んむ、ぅ……っ」

 胸を揉まれての初夏の反応を見て、正面のラファズは艶やかな笑みを浮かべながら初夏の顎に指を伝わせる。
 たったそれだけの行為に初夏は体をゾクゾクと震えさせてします。その様子を見つめながら、ラファズは真っ赤な唇で初夏の蕩け切った唇を塞いだ。

 (ぁ……ま…………たぁ……)

 一般人にやられてしまうよりも確実に危険なのだが、今の初夏には二人を振りほどくだけの力は無い。それどころか、再び訪れた陵辱の気配に女性の象徴でもある中心部、子宮をキュンと戦慄かせてしまっていた。

 「んふ……っ、んっ……む……あ……ぷぁ……はむ……っちゅ……んむぅぅぅ……っ」

 後ろからはグニグニと思うがままに胸を弄ばれ、前からはクチュクチュと口内と舌を嬲られる。
 何度も絶頂を迎え敏感差を増しているとはいえ、それでも異常なほどの刺激がビリッビリッと電流のように至る所に走り抜ける。中でもその影響をもっとも受けているのは、脳だった。
 焼け尽くすほどの強さではないが、思考を中断させ、理性を削っていくには十分すぎる威力の刺激に、度々初夏の体が跳ね上がる。
 
 (ふぁ……ぁ…………や……てるこ、と……いっしょ……なの……に……)

 最初の女性たちとやっていることは同じ。下手をすればそれよりも緩やかであるというのに、ねっとり唾液をふんだんに絡めた舌で、自身の舌を舐め上げられ唾液を撹拌するようにしつこくいじられると、あっという間に熱病のように頭がぼーっとしてしまう。
 ふわふわとした浮遊感にさいなまれるのだが、それがたまらなく心地良い熱さだ。
 胸など、技術も何もない、ただ自分がしたいだけという遊びに近い感覚でぐにぐに胸に指を食い込ませている。
 しかし、その指一本一本から微電流でも流されているのかというように、熱い刺激が駆け抜けて、一もみされるだけで腰から力が抜けてしまう。それが連続で続き、知らず知らずの内に腰を誘うように震えさせてしまっていた。
 そうなれば当然秘所はいじられていた時と同様に大洪水を起こしてしまっている。糸を引いて床に落ちるものもあれば、太ももを伝って初夏を汚していくものもある。

 「くく……淫らな匂いがまた強くなったな。この程度でもう気持ちよくなっているのか、神炎?」

 耳元でけなす言葉を囁かれているはずなのに、ゾクリとした恍惚感が生まれ背筋を震わせた。
 倒すべき敵の罠に陥り、手も足も出せないなどという屈辱的な状況で弄ばれ始めているというこの状況。
 戦うものとしてあるべき姿ではないということにどうしようもないほどに憤りを覚えているはずだというのに、その体たらくに初夏自身が信じられずに驚愕をしていた。

 (なん……で……こ……んな…………っ、ふ、ぁ……ぁぁあぁぁ……っ)

 しかしその驚愕という気付け薬さえも、彼女らの匠な責めによってあっさりと快楽に飲まれてしまい、すぐに鼻にかかった熱っぽい声を上げてしまう。
 
 (こ……のまま……お、もい……どお、りに……なる……わけてに……は……)

 先に比べて加速度的に侵攻していく悦楽。抵抗する意識を持っていても、障害にもならんと言わんばかりに頭を真っ白に染められていってしまう。
 体は余韻も相まって全くいうことを聞いてくれず、どころか絶頂に向って準備をするようにびくびくと痙攣を始める始末。ぶぴゅっぴゅるっと、先端からは先走りのように母乳が汚らしくもみだらな音を立ててこぼれていく。
 腹部が子宮の悦びを表すように、不規則に波打つ姿は扇情的なものを醸し出している。その下ではスカートに隠れているとはいえ、壊れた蛇口のごとく愛液を垂れ流していた。
 心でどれだけ抗おうとも、もはや体は完全に快楽にとろけていた。

 「ふん、そろそろいい頃合いだな。始めるとしようか」
 
 背後からの声に返事をする代わりに、口辱をするラファズの口角が上がった。
 その瞬間、比喩ではなくパチッと音がなった。

 「――――――――――――――っんふぅ――――――!?」

 弾けるような音共にやってきたのは、突然すぎる、あまりにも強烈な刺激だった。
 だが最初に襲ってきたのは快楽ではなく虚脱感。
 体の芯から何かを吸いあげられているような感覚だった。

 (な…………に………………こ、れ…………)

 一瞬自分が空っぽになる感覚を覚えて戦慄する。だが、それが大きな隙を晒したことになると知るには時間はいらなかった。
 再び、パチリと音がはじけた。

 「――――くはっ!? ――――――――――――――――あ――っぁ――――!?」

 気がつけば腰が跳ね上がっていた。背中が思い切りそれて弓なりになる。虚ろな視界のままの瞳を見開いて、思い切り体をひきつらせた。
 しかし、それでも御しきれなかったそれが、新たに体の中で暴れまわると、今度は視界が真っ白にはじけた。

 (な……んに……も…………み……え…………な…………)

 頭の中までも真っ白に染め上げられてしまったことに気付けないほど強烈な刺激。あまりにも暴力的な快楽。
 体の自由は愚か、思考までかき消され、まっさらにされたところに荒々しく色を塗りたくるように初夏を染め、追い詰める激感。

 (ぁ…………は………………ぁ………………ぁ……)

 ビクッビクッと壊れたように引きつるだけの責め手側からすれば面白くもない弱々しい反応。しかし、胸からは壊れた蛇口よろしくブチュリと溢れるように止めどなく母乳がこぼれ、未だにいじり続けているラファズの手と、口を離さないラファズの体を白く染める。
 股間部ではぷしっぷしっとみだらな音を立てて潮を何度も何度も吹き続ける。連動するように体が痙攣している。
 床は見るも無残に汚れているのだがそれを気にするものは誰もいない。

 「………………美味だな」
 「ぷぁ…………今まで食べた中で最高の美味しさ……すご……い……」

 何故ならば、陵辱者であるラファズたちさえも恍惚とした表情を浮かべどこか呆然としていたからだ。
 熱っぽい息を吐き、頬を赤く染め潤んだ瞳で感動を表していた。

 「ぅ……ぁ…………ぁ……っ」

 未だに強快感の余韻から抜け出すことのできない初夏に与えられたのは、活力を吸収するという責めだった。
 人にとどまらず生物が必ず持つという力であり、ラファズたちが活動するためには必要不可欠なものだった。
 ラファズは活力を得るために人を襲う。そしてこの活力は、人を快楽に染めれば染めるほど昇華され、ラファズたちには美味に感じる上により多くのエネルギーとなると言われている。
 だが、何よりも特筆すべきは、活力を捕食された時に生まれる快楽だ。
 吸収による虚脱感の後に生まれる快楽は、筆舌に尽くしがたい。どんな陵辱行為とも比べる事もできないものを、活力の代わりに与えるのだ。
 それが今、初夏に行われたのだ。
 散々に下準備をされてからの捕食。もともと初夏の活力はラファズにとっては最高レベルの質と味となるほどで、一般人はおろか戦士となったものたちとさえも一線を画す。
 初めて味わう味をまえにしてラファズたちは我を忘れ、初夏から予定していた以上に捕食し、初夏に快楽を送り込んでいたのだ。

 「音に聞こえていた神炎が、まさかこれほどのものとは……少々危険を犯したかいがあったというものだ」
 「唾を付けておかないと発動できないものね。さて……と。気分はどうかしら?」
 「ひ……ぁ…………ぅ、ぅ…………」

 快感に打ち震える初夏の、これまで責めていた舌を細くしなやかな指で掴むと、ギュムギュムと揉みほぐす。
 それだけでも快感を感じてしまい、蕩けた顔を晒してしまう。口を閉じることもできずに、トロトロと涎を垂れ流してしまっていた。

 「ふふ……いいわぁすごくいい。活力もそうだけど……これまでで一番の拾い物かもしれないわね」
 「く……ぁ…………」

 快感の覚えすぎでこぼれている涙をラファズはベロリと舐め上げる。それにさえ美味に感じたのか恍惚の表情を一瞬浮かべると、後ろのラファズへと視線を向けた。

 「では、仕上げと行こうか」

 そう宣言すると、二人のラファズの体がメキメキと音を立てて変異する。一匹は初めに出会った時と同じように瞳を爬虫類のそれにして、耳をコウモリ羽のようなものにする。臀部からは鱗をまとった尻尾がズルリと生えた。粘液をまとっているためにそれを振り払おうと周りに一般人がいることもお構いなしに動かし跳ね除けていた。
 正面のラファズは至る所から触手を出現させた。
 人の形をしていた耳が幾重もの触手となり代わり、腕から肩にかけて触手がズルズルと這い出てくる。背中からは肩甲骨辺りから生え、遠目には翼のように見える。腰回りはスカートのように生み出され、足は腕と同じようにつま先まで触手が生えた。
 おおよそどちらも人とは言える形をしていなかった。

 (く……そぉ…………)

 「ふふ……壊れてもいいわよ? 私達が求めているのはコレクションとなるものだから。でも……」
 「耐えられるなら、それもいい。良質な活力をもつのだ。餌として飼ってやる」

 ニタリと凶悪な笑みを美しかった顔に浮かべると、触手ラファズが一斉に身をまとう触手を初夏へと向ける。しかし数は数本。絶対の一割にも満たないそれが向かったのは、最初は耳の穴だった。

 「――――は――ひっ」

 ズブリ、と無遠慮に粘液をまとった触手が入り込む。
 続いて起こったのは胸の付け根への刺激。穿つのではなく溶けこむようにツプリと突き刺さった。
 最後に、腹部。胸と同じように初夏の肌を傷つけることなく内部へと入り込んでいった。
 
 「さぁ……狂いなさい……!」
 「――――――――――――――――――――――――――っ――――――――」

 こもった音でそんな言葉が聞こえたと思った時には、もう遅かった。構えることも抵抗することも耐えることもできず、いきなり何もかもが真っ白になってしまった。
 自分がどうなっているのかまるでわからない。ただ……そう、ただ分かるのは体がありえないくらい、信じられないくらいの恍惚感と多幸感に包まれてしまっているということだった。

 (あ――――は――――――――と――――ろけ――――る――――――)

 全身の骨がグズグズになってしまったような錯覚を覚えるほどの愉悦。何を送り込まれたのか理解できないが、たった一瞬で体中が心地よさに包まれている。
 だがその心地よさは、心も体も蕩け開かれた瞬間を狙う陵辱者たちの罠なのだ。
 
 「――か――――――ひ――――ぁ――――――ぁ、ぁ――――――」

 絶頂を迎えているわけではない。ただ、終わらない蕩けるような心地よさが体中を包んでいるだけ。だが、そのせいで初夏は何もすることができなかった。ただの指一本を動かすことはおろか、瞳を動かすことさえも。
 
 「ここから犯されて正気を保って守られたものはおらん。貴様はどうなんだろうなぁ神炎!」
 「――――――――っあ――あはぁああぁぁぁぁあぁぁっっっっああああああああ!」

 ズブリと弄られるだけで塞いでもらえなかった秘所をラファズの尻尾が貫いた。だが、ただ尻尾を挿入したわけではない。
 メキメキと先端を口のように裂き、その中から覗いた生殖器のような粘液まみれのそれをもって膣を塞いだのだ。
 初夏自身の愛液等で準備は完全に終えていた女陰は、ラファズの粘液も相まって、難なく奥まで届かせてしまう。
 膣をこじ開け襞をこすりあげる快感に加えて即座に子宮口までもを押しつぶされて生まれた激感に、蕩けていたはずの初夏は悲鳴のようなしかし鼻にかかった熱のこもった嬌声を思い切り上げた。
 
 「あぁ、ああああ!? あああああああああ! あああああああああああああ!」

 当然つきこんだだけで終わるわけがない行為は、即座にピストン運動に変わる。
 ジュグッジュブッと粘質な音を響かせ、辺りに愛液と粘液を撒き散らす。
 突き上げるたびに、ゴツゴツと子宮口を叩かれると、それだけで許容量をあっさりと超えた快感が子宮を貫き、脳を揺さぶる。
 
 「ふふ、すごい反応。じゃあ私も、いただきまぁす……あむっ」
 「――――――――――――――っ!!!?!!?!!?!!!?」

 今日だけで一体何度目なのかわからないほどの口吻。だが今までとは大きく違い、初夏の口の中は触手によってうめつくされ蹂躙されていた。
 ラファズから送られてきた触手は、一斉に舌へと絡まるとまるで男性器のそれを扱くようにこすり、もみほぐす。粘液に覆われているために一切の抵抗もなく、根本に及ぶまでに弄ばれる。

 (――――――――ひ――――ぅ――――――っ――――――ぁ――――――)

 パチッパチッと脳内が快楽で弾けて何も考えられない。ただただ気持ちよくて、他が全て消え失せていく。
 それを恐ろしいと思う思考が生まれても刹那の瞬間に快楽に飲み込まれてしまう。
 壊れたようにガクガクと痙攣しまくる初夏の状態を分かっているはずなのだが、二人は先に言った通り壊れることも厭わないと、初夏を快感の坩堝から逃そうとしない。

 「はは! いいぞ神炎! 蕩け切っているというのにこの締め付け。貴様は本当に淫らだな!」
 「――――――――ん――む――――ぁ――――――ぅんんんん――――――っ」

 言葉など聞く余裕など既に無いはずだというのに、罵られると新たに生まれた快感に背中がゾクゾクと痺れて、勝手に膣が収縮する。
 それがキュウキュウと一物を締め付ける動きとなり、ラファズを悦ばせてしまい、更なる激しい行為に導いてしまう。
 初夏の膣内をより深く味わうために、尻尾の割れ目にまで挿入させる。太さもさることながら長さも十分すぎるほどにあるグロテスクな生殖器を、愛液を垂れ流し、幾度目となる刺激に屈服した身を下し、クパクパと緩んだ口が咥え、迎え入れた。

 「――――――――――――――――――――――――――!!!!!!!???」

 下がった子宮は、ラファズの生殖器によってあっさりと壁を叩かれた。
 ゴツッと最奥を叩かれるという異常な行為とそれによって生まれる快感は、既に超えていた初夏の限界を、更に大きく超えていく。
 とても正常とはいえない反応を示しながら、既に幾度と無く絶頂を迎え続けた初夏は、それでも止めどなく生み出される快楽に激しく痙攣をしまくった。

 (こ……な…………の……た…………え…………ら、れ……な……い…………)

 抵抗する気力も力も蕩けてしまった今、強靭な精神力に亀裂が生じる。
 リリアーナにされてきた行為とはまた違ったアプローチによってまるで耐性をつけることができず、ついに思考に弱音が浮かんでしまった。
 それが一層体をラファズに明け渡すことになってしまう。

 「――――――――っ――――んふ、ぅん――――――っ――――――んぉ――――」
 「そのミルク、美味しそうね。いじられないのも寂しそうだから、吸って上げる」
 「っ――――――――――――――っ――――――――――――――!!?!?」

 口を持った触手が、グロテスクに開かれて乳首を乳輪ごとくわえ込むと牛から搾乳でもするように引っ張りながら、ギュウギュウと絞っていく。その行為に応えるように、触手の口の中に勢い良くミルクがほとばしる。
 触手の先とも味覚をリンクしているのか、活力の混じったミルクを飲み干すとその甘さと美味しさに顔を恍惚に染めていた。

 「ふ、むっこちらも、負けておれんな。ならば――」
 「っぁ――――――ぁ――――ぅ、――――――ん、んんんんんんんんんん!!!!」

 生殖器を生やすために裂けた尻尾の内側は、びっしりと繊毛に覆われていた。
 挿入するために開かれっぱなしになっていたそれがグチュリと閉じられ、まるで股間を咥え込むような姿となった。
 そうして行われたのは、繊毛によるクリトリス責め。
 細かな繊毛は、まるで意思を持つかのように弄り倒され淫らに勃起したクリトリスに余すことなく巻き付いて、ジュルジュルと音を立てて扱き上げた。まるですすっているようにさえ思える音が断続的に上がった。
 敏感な部位を更に敏感にされた上での扱きに、またしても蕩けていた初夏の体が強張って快楽絶頂を迎えたことを訴えた。

 「んくっ! んふっ、む、ぁっ、んぶぅぅ!? う、うんんっ! んふぅうううう!」

 咥えることによって動きは制限されたが、子宮に挿入したまま壁を小突くように、何度も何度も尻尾を押し付ける。
 ゴツッゴツッジュブッジュブッと、壁を叩かれる音と愛液と粘液が撹拌された音が響く。
 叩かれるたび、音が響くたび、初夏は壊れた玩具よろしく、体を跳ね上げ、ガクガクと痙攣を強くする。
 
 (ぅぁ…………ぁ………………ぁ……ま……ひろ……れ…………なん……い……も…………みえ……な……ひ…………)

 滅茶苦茶だった。
 快楽に漬けられるということを身をもって知ったことの代償は、あまりにも辛く、それを上回るほどの多幸感に満ちていた。
 思考をするこなど必要ない。快楽に抗うことも必要としない。
 実際は、それさえも許されないほどに追い詰められているのだが、最初にされた触手から送られた何かによって、全てが心地よく蕩けてしまっている。
 一般人を使っての下準備。抵抗をできないほどに消耗されてから更に活力を吸収。その上での仕上げ。
 昨夜、ラファズを取り逃がしてしまった時から初夏の敗北は決定していたのだ。

 「ではそろそろいただこうか! 壊れかけるまでイカされた最高の塩梅となった活力を!」

 そんな敗北した戦士を徹底的に蕩け堕したラファズたちは、止めを刺すべく、捕食のための力を解放した。

 「――――――――――――――――――――――――――――――」

 触手ラファズが全身の触手を一斉に初夏に絡ませ、異形のラファズは自らの体をピッタリと初夏へと接触させると、パチッと一つ音がはじけた。
 瞬間、初夏の体が一度だけ跳ね、張り詰めると、不規則に痙攣をし始めた。

 「ぁ――――――――――――――――ぁ――――――――――――――ぁ――」

 文字通り、体中、全身からの活力の吸収。触手という器官を使って絡みつくことによって可能にする、全身での捕食。

 (ぁ――――――――――――――――す――――――――ご――――――――)

 かつて無いほどの勢いで体から力という力が抜けていくのが理解できる。虚脱感が凄まじい。だが、その後に注がれるように生まれる快楽はもっと凄まじい。
 奪われて空白となったところを埋めるようにして発する激悦。すべての感覚を消された上で、快楽だけを浮上させられる。
 快楽以外何も感じることができない。
 絶頂などという生易しい終着点は存在しない。たった一人が味わうにはあまりにも強烈すぎる快楽。

 「――――――っ――――――――――っ、っ――――――――――っ」

 虚ろな瞳がくるりとひっくり返る。涙はとめどなく流れ、頬は涎と粘液がだらしなくこぼれている。胸の触手はミルクを搾り取ることを止めず、搾れば搾るだけ出てくるミルクを美味そうに音を立てて飲み干している。
 異物を咥えこんでいる子宮は、悦びにわななき次から次へと愛液をこぼし、子宮口と膣とともに一物を締め上げる。それに応えるように、ゴプゴプと尻尾から白濁した液体を注がれるのだが、注がれるよりも吸われる快感に飲まれて満足感よりも喪失的な快楽に悦び震え、背後から腰に回されたラファズの手に初夏の激しい痙攣が伝えている。
 秘所からは出口が壊れてしまったように、愛液と潮と尿、そしてラファズの粘液と白濁液を辺りにまき散らしていた。

 (き――――――――え――る――――――――――――ま――――――し、ろ――――――に――――――)

 走馬灯のように、大切に思えるようになり初夏の心を占めるものたちの顔が浮かんでは白く染められていく。
 最後に、自分のことを親友と読んでくれた少女の顔が浮かぶが、白く染まることを止めることなく、消えさせてしまい、同時に初夏の意識も白く染まった。






 それから、おおよそ半月ほど。
 
 「なんだ、また神炎に絡んでいるのか?」

 電車の中ではなく、そもそも建物の中なのか怪しいグロテスクなもので満たされた空間で、例の爬虫類のラファズは呆れた声を上げた。
 彼女の視線の先には、触手ラファズが全身から触手を伸ばして誰かを包み込んでいた。

 「あん……っんふふ……だって、この子可愛いんだもの。それにすごく美味しいし」
 「そう言って毎日ではないか。気持ちはわからんでもないが、コレクションとしても使えなくなるのではないか?」
 「大丈夫よ。だってこの子、どれだけ食べてもなくならないし、次の日にはほとんど回復しちゃってるのよ? 食べないほうが危険よ」

 そう言いながら、触手を少し動かしてみせる。
 相変わらずミルクが好きなのか先端を咥えた触手がゴキュゴキュと音を鳴らす。股間部には膣に触手の一部を挿入しているのかグリグリと動くと、全身という全身を触手に包まれた状態のまま神炎……初夏は快楽を覚えて痙攣していた。

 「日増しにお前の行為は激しくなっていくな。まさか全身を包む相手がいるとはな」
 「この気持があなたにもわかればいいのにね。いいわよ……? 全身から相手を感じられて、相手を食べることができるのは」
 
 パチッと音がなる。ラファズによって捕食するときの感覚は違う。この音が彼女たちが活力を捕食するときの合図だった。
 
 「むぐぅ――――――――――――――ぅうう――――――――――――っ」

 くぐもった嬌声と痙攣が起こる。
 意に介さずにラファズは恍惚の笑みを浮かべていた。

 「まぁほどほどにしておけよ。私も食いたいのだから」
 「ふふふ……了解」

 初夏の地獄は、まだ終わりを見せない。





 
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コメント

おぉ...素晴らしい...!
今までとは違うとろけさせて屈服させる責めとは...!

だがきっと初夏さんはこんな快感からも逃げることが可能なんだろう...!
そして次の快楽を貪る...さすが初夏さん...!

あ、ちょ、まっ(ボッ
2012-12-30 Sun 19:28 | URL | zero [ 編集 ]

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