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びんかんでなにがわるい

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はつかりりあな

それは、とある昼下がりの日曜日。
 特にやることもなく、やりたいと思うことも思いつかず、であるならばと静かに自室で読書をするのが彼女、日下部初夏の暇つぶしであった。
 読む本のジャンルは特に決めていない。目に付いた本をとりあえず手に取り、クッションをベッドの頭に置いてもたれかかってくつろいで読む。
 服装もこれと決まっているものは着ないが、その日はワイシャツにスパッツを着用していた。
 
 日下部初夏という少女は、同姓であれば誰もがうらやむような美しい容姿をしている。
 整った顔立ちに、年相応とは言いがたいわがままなプロポーション。
 完璧すぎる姿形は、制服という正装に身を包みただただ歩けば、すれ違うもので振り返らないものはいないほど。それこそ老若男女問うことはない。泣き散らす赤子ですら彼女の姿を前にすれば泣いていたことを忘れ見入るほどだ。
 
 しかし、それは外に出ればという話である。
 さらに言うのならば、登校するとき限定であるといえる。
 
 その理由は今現在の姿から伺えるのだが、日下部初夏という少女は、それだけのものを持ちながら、自分のことにはとんと無頓着なのである。
 それこそ長い髪を梳くのに櫛など使うことはなく、化粧もしなければ服装になんてまるで興味を示そうとしない。
 世話焼きの友人がいるために今は外出する際には最低限女性らしい格好をしていくようになったが、その前などはぶかぶかのジーンズとだぼだぼのTシャツといった機能重視のもので外出することなどざらだった。
 
 もっとも、初夏が機能重視の服装を好んで着用する理由はわがままなプロポーションが原因だったりする。
 先にも言ったとおり、年相応とはとても言いがたい要因のほぼすべてを集約している、自己主張してやまないたわわに実った二つの果実が、初夏からお洒落という言葉を奪っていた。
 女性であるのなら大きく育ったことを喜びそうなものではあるのだが、実際に大きなものを持っている人はその大きさゆえに困らされることが多い。
 初夏も例外なくその問題に悩まされ、悩んだ結果、ゆったりとした服装を好むようになったのだ。
 そうして、誰の目もない自宅では今のようにワイシャツとスパッツだけという簡素なものに身を包むことが多かった。
 ワイシャツならば、脱着が楽だし、胸を締め付けることはないし、スパッツならば密着している分動きづらさを感じないし、何より自宅では下着をつけなくていいという、なんとも少女らしからぬ考えによって選ばれた格好だった。

 しかしここは自宅で自室である。
 誰も初夏の格好を見ることもなければ注意するものもいない。
 ベッドにクッションを置いてできあがった簡易ソファーに体を預けて、ゆっくりと読書をしていた。
 うららかな陽光は、やさしく体を温め、時折窓から入り込んでくる風が頬柔らかく頬をなでていく。
 穏やかで静かな日だった。

 「何してるんですかぁ?」

 そんな声が足元からするまでは。

 「読書」

 しかし初夏は驚くこともなければ、本から視線をはずすことなく、いつの間にか現れた少女に端的な言葉を返した。
 その反応に少女は少し頬を膨れさせると、ベッドの中からズルリと体を這いずりだして、四つんばいの姿勢で、リリアーナは初夏に無遠慮に近づいた。
 甘い香りが初夏の鼻腔をくすぐった。彼女が近くにいるときにはいつも感じられる香りだ。
 
 「そんなぞんざいに扱わないでくださいよぉ」
 「……」
 「むー久々に一緒にいられるんですからいちゃいちゃしましょうよぉ」

 初夏以上にたれた目じりはどことなく幼さすら感じさせ、ゆっくりとした独特のテンポのしゃべり方はさらにそれを促進させる。
 しかし、彼女の格好は一見して普通ではなかった。
 肩にかかる程度の黄金の髪は金糸のように美しいのだが、その美しい髪から飛びだしている二つの角。
 ボンテージスーツのような素材で露出が極端に多い服装に女性としては魅力的な体つきを包んでいる。が背中から二つの翼がパタパタと小さく羽ばたいており、そのまま下方に視線を移せばお尻から尻尾が伸びて、うねうねと動いていた。
 それらがただのコスプレのアイテムであるというのならばまだ現実的なのだろうが、すべて本物だった。
 そもそもからして初夏の部屋に突然現れたときもそうだ。
 リリアーナはもちろん扉など使ってない。かといって窓から忍び込んできたわけでもない。
 ベッドにある小さな影を利用してそこを道としてこじ開けて出現したのだ。

 「……いつも顔を合わせているでしょう?」
 
 そんな異常性のあるリリアーナであるが、彼女は初夏の言葉通り、毎日顔を合わせるような間柄だった。
 いわゆる居候というやつである。
 リリアーナの姿形は限りなく人だ。角と翼と尻尾。これらがなければどこからどう見ても人なのだが、限りなく人というだけで人間ではない。
 ラファズと呼ばれる、本来ならば人に仇名す存在で相容れることのない敵同士だったのだが、紆余曲折を経て居候になっていた。
 そのような関係が続いてどれだけ経ったのか。
 最初からこういう反応だったのか、それとも慣れてしまったがためにこうなってしまったのか、どちらにしろ初夏の反応は冷たいもので、リリアーナはそれに不満を表していた。

 「いいじゃないですかぁ。いちゃいちゃしたいんですよぉ」
 「……いちゃいちゃ、って何よ」
 「それはもちろん、エッチなことに決まってるじゃないですかぁ」

 無表情で視線を一切本から離さないままの初夏の質問に、リリアーナは満面の笑みで臆面もなく答えた。
 ラファズという種族は、人を襲う。しかしその襲い方は暴力を叩きつけるような方法ではなく、性的に襲い掛かるというものだ。
 その理由が"活力"というどんな生物でも持ち合わせているエネルギーが目的で、その活力を効率的に摂取するために性的な方法を取る。
 ただ、ラファズが襲うのはほとんどが人間の女性である。
 生物すべてが持っているのならば見境などなさそうものなのだが、人間の女性が性的に興奮を覚え絶頂を迎えることによって、活力は純度と濃度を増してラファズのエネルギー源となるのである。
 そういったことも含めて、ラファズは総じて性的な行為が得意で大好きであり、リリアーナもその例に漏れていなかった。

 「却下」

 そんなリリアーナの提案を初夏は一蹴した。
 別にリリアーナのことが嫌いなわけではないので、会話をする分にはかまわない。だがそれ以上は、初夏の性格的になかなか容認できるようなものではなかった。
 基本的に静寂を尊ぶ初夏からしてみればいちゃいちゃする、などということは最初から論外で、さらに言えばリリアーナの言うエッチなことなどますます持ってありえないことだった。
 
 「えーなんでですかぁ」

 しかし逆に、リリアーナにしてみれば人とのコミュニケーション方法なんて会話とエッチ以外はほとんど知らずあまり興味も示さない。
 一応ゲーム等もやるにはやるのだが、そこに初夏がいなければ途端に興味を失ってしまう。
 紆余曲折を経て得た関係は、リリアーナに初夏なしでは考えられないほどのもとなっていたのだ。
 それゆえにリリアーナは初夏との行為を望み、断られれば不満を漏らす。
 
 「私だってゆっくりしたいときはあるのよ」
 
 割と本音の言葉だった。
 実を言えば居候はあと一人いる。
 その居候と合わせて三人で過ごす生活は、一人で過ごしていたときに比べるとにぎやかで華やかで、二人が起こす騒動と差し引いても、充実したものと感じている。
 が、だからといって賑やかな二人に振り回され続けそれを許容することにだって限界はある。
 それでなくてもリリアーナは毎日とは言わないものの、割と頻繁に今のように初夏を誘いに来る。
 なし崩し的にされてしまうことが大半だが、今日はそうならないようにと強い意思を持って拒んでいた。

 「ゆっくりもいいですけど、やっぱりお互いの愛を深め合うのがいいと思うんですよぉ」

 また少し、リリアーナが初夏に近づいた。
 
 「……」

 そうすると、甘い香りがより強くなった。
 リリアーナの体からはいつも甘ったるい匂いがしている。お菓子のような度を過ぎれば胸焼けを起こしてしまうようなものではなく、油断すると顔を押し付けてでもかぎ続けてしまいたいと思うほどに心地が良い香りがする。
 気のせいかその香りが少しだけいつもより強い気がしたのだが、きっと距離のせいだろうと初夏は気にしないことにした。

 それが間違いであったと知るのには、さほど時間を要さなかった。

 「……ふ、ぅ」

 知らず知らずのうちに息を吐いていた。それも普通にため息のようなものではなく、熱のこもった吐息がこぼれた。
 一瞬疑問に思いどういうことかと考えようとして、それが失敗だと悟る。
 考えようとしたことによって、違和感にも満たなかった体を覆い始めた熱に気がついてしまったのだ。

 (は……ぁ……何か……あつ……)

 本から目を反らさずに、体を蝕もうとする熱から目を背けて排熱しようとする。
 しかし、浅く短い間隔で呼吸を繰り返すと逆に体が熱くなってしまう。

 (ぁ……しま……た……)

 そこまで来てようやく気がついて本から顔を上げた。
 目の前にはうれしそうに、しかしどこかいやらしそうな笑みを浮かべるリリアーナの顔があり、すべて合点がいった。
 甘ったるい香りはリリアーナの香り。常に振りまいておりもはや慣れ親しんだものだった。
 それゆえにいつもより多少強く感じたとしても、そういうものだとしてしまっていたが、甘ったるい香りの中に、彼女は人の身を狂わせる媚毒を混ぜていたのだ。

 「お……まえ……」
 「んふふふふ。どうしましたぁ初夏?」

 明らかにリリアーナがやったことだといえるのだが、それでもとぼけたように笑顔で小首をかしげて、頬を染めながらもにらみつける初夏に問いかける。
 完全にしてやられていた。
 ここで何かやったのか、と聞こうものならおそらくリリアーナはやったというだろう。つまり体を狂わせたのだから行為に及ぼうと堂々と言える。
 では逆になんでもないと貫こうとすれば、流され続ける媚毒に体は今以上に蝕まれ熱を持ち確実に発情させられてしまう。
 
 (悪知恵はたらかせて……っ)

 ただでさえ快楽に弱い体だというのに媚毒に犯されてしまっては理性は保てても体は保つことは難しく、結局そのままなし崩し的に襲われてしまうのだろう。
 それでなくても、ブラをつけていない胸が少し身じろぎするだけで、こすれた乳首がピリピリとした刺激を生み、徐々に膨れ上がっていくことが分かる。
 腹部がジィンと響いて秘所に向かってじわりと愛液が滴っていくことも感じられる。
 下着をつけることを面倒くさがってスパッツにしてしまったことも悔やまれた。これでは少しの愛液でスパッツを汚してしまいリリアーナに付け込まれてしまう。

 「んふふ~初夏ぁ、顔が真っ赤ですけど大丈夫ですかぁ?」
 「…………えぇ」
 「本当ですかぁ?」
 「っ……」

 心配する風を装って初夏の顔に接触してしまうのかというくらいにリリアーナの顔が近づいた。

 (っ……ぁ、……ま、ず…………っ)

 ムワリと強烈な甘い香りが鼻をついた。
 その瞬間、先ほどとは比べ物にならない熱が体を駆け抜けた。
 瞳が勝手に潤んでしまい、視界が歪む。くらくらとした感覚が頭を襲って、意識が朦朧としていき、手にしていた本を支えておくことも忘れてパサリと落とした。
 勝手に呼吸が荒くなって気がつけば肩で繰り返しており、しかしどれだけ呼吸をしても息苦しさもなくならなければ熱は一向に収まろうとしない。
 それどころかますますもってあがっていこうとする熱に、普段の生活の中では一切かくことのない汗が次々に分泌してワイシャツを湿らせていく。
 
 「あれぇ……やっぱり調子悪いんじゃないんですかぁ?」
 「…………うるさ――んむう!?」

 なおも近づいてくるリリアーナを振り払おうと、言葉を強めようと口を開いた瞬間、その時を待っていたのかのように、初夏の唇をふさいだ。

 「んふ……ん、ちゅ……む……んふ、……ん……」
 「むぅぅぅ……! ん、ふ……っん、ちゅ、り、りり――あ、むぅぅ!?」
 
 暖かくて甘い感触が口内に生まれて、初夏の瞳が一瞬トロンと落ちかける。すぐさま立て直して離れようとしたのだが、頭をつかまれ、より強く密着させらより激しく口内を嬲られてしまう。

 「んふぅぅぅ……っ、ん、むぅぅぅ……っ、ぷぁ、ぁ、む、ちゅ……ぅ、んんんん……っ!」

 リリアーナの舌が執拗に初夏の逃げようとする舌を絡めとり、唾液を塗りたくっていく。ひとたびつかまってしまうと、まさにその舌技は舌を巻くほどで、表面をなぞり、裏側をなめ上げられると、お腹からゾクゾクとした恍惚感が走り、体からどんどん力が抜けていってしまう。
 同時に、びりびりとした快感が舌から生まれて、微電流が走るたびに体がピクッピクッとかわいらしく跳ね上がってしまう。
 
 (こ、こんな……こと……は……)

 リリアーナの拘束から逃れるため彼女の手をつかむのだが、少女の姿形であっても人ではないリリアーナの力は、特殊な能力を持っている以外ただの少女である初夏のか弱い力では指一本引き剥がすこともできない。
 それでなくても、指先にまで侵食してきている快感で力が抜けてしまっている。引き剥がそうとしているはずが、リリアーナの手に自らの手を添えるだけのような形になっていた。

 「ん……ちゅ、ぷ、ぁ……ちゅ……じゅ、る……く、ちゅ……じゅ、ぷ……」

 初夏の舌を丁寧に嬲りながら、リリアーナは器用に自らの口内へと舌を誘っていき、唾液を絡ませていく。淫らな音が口の中で断続的に発生し、口だけでなく耳まで犯されているような錯覚を覚えて、ヒクンヒクンと体を揺らす。

 「ふふふ……っじゅる、じゅる、るるるるるっ」
 「んふぅううう、ウウゥぅううぅぅぅ!? んむぅぅううう!」

 力を失い、抵抗力も意思も蕩けていき、快楽になすがままとなった初夏の舌はリリアーナの舌に誘われるように彼女の口内へと吸い込まれていく。そして初夏の舌が伸ばせる限界まで誘い込むと、それを唇ではさみ一気にすすり上げた。
 汚らしくいやらしい音をまったく抑えようとしない行為だが、そんな音など気にすることなど初夏はできなかった。
 
 (な、ぁ、に……こ、これ……っぁ、ぁぁぁ、う、そ……こん、なの、あ、ああっぁぁあっぁあぁあぁぁ!!?)

 ゾクゾクゾクと背筋に恍惚感を伴った電流が駆け抜けて、背筋がピンと突っ張った。子宮がキュウキュウと戦慄いて、じんわりと恍惚感があふれ出てお腹を通り、足に手に広がると、痺れるような快感となって全身を包んだ。腹部が勝手にヒクヒクと痙攣すると、押し出されるように秘所から大量の愛液を吐き出してしまい、下着という保護のないスパッツがまるでお漏らしでもしてしまったかのように大きなシミを作り出した。

 「んぷっふは。んふふふ。どうですかぁ初夏。わたしの最近覚えたキスはぁ?」

 チュポンと、舌を先端まですすり上げてからようやく開放すると、その勢いで唾液が宙を舞い、初夏の頬に降り注いだ。
 頬を唾液が滴るのだが、初夏はそれをぬぐうことすらできず、すすり上げられた舌を外気にさらし、口を呆けたように開けっ放しのままで完全に蕩けていた。
 リリアーナの手をはがさんと奮闘していた手は、だらりとベッドに沈み、ぴくぴくと指が時折反応する程度だった。
 
 「ぅ……ぁ…………ぁ……ぁ……ぁ……ぁぁ……っ……」

 出会った当時、初夏はリリアーナに全身を性感帯のように敏感に改造されてしまった。それは口も例外ではなく、今のように口内を蹂躙されてしまえばたちまち快楽を生み、抵抗力を減退させていってしまう。
 だというのに、それに加えてのリリアーナ本人の極まった舌技をされてはたまったものではない。

 (し……た…………と……ろ、け……て…………)

 おそらくは一般人であれば失神してもいいほどの快感が生まれているのだが、それでも意識をかろうじてでも保っていられてるのは、一重に初夏の精神力によるものも大きいのだろう。
 しかし、それを耐えたからといっても、まだ前戯である。
 リリアーナにしてみればこんなものは行為の一つに入るものではない。

 「んふふ……その蕩けた表情……いいですよぉ……いいですよぉ初夏ぁ……」
 「ぁ……ぁ……っひ、ぅ!? ぁ、や…………い、いぁ……そ……は、ぁぁ……」

 初夏の蕩けた表情にうっとりしながら、リリアーナは次なる場所……しとどに濡れそぼった秘所へと手を伸ばした。
 水分を吸って余計に張り付いたスパッツは、初夏のぷにぷにの性器の形をくっきりと浮かび上がらせていた。
 その形と柔らかさを堪能するかのように彼女は指を這わせたり、つまんだり指で押し込んだりともてあそぶ。
 弱点とも言える中心部にはいまだ手をつけようとはしていないものの、快感を生み出す器官であることに変わりはなく、もみこまれれば腰を震わせ、突かれればカクンと腰が浮き、そのたびに更なる愛液が流れてしみていく。

 「相変わらず、ここはすごく濡れ濡れですねぇ。そしていい匂いです。エッチでとってもおいしそうで……あぁ……今すぐむしゃぶりつきたいです」
 「ん、ぁ……ぁっ、やぇ……ぁ、ん!」
 「でも、まだまだです。だってまだここが物ほしそうですからねぇ」
 「――――ひ――ぁあぁああ!?」

 秘所の上部に息づいている自己主張を始め、健気にスパッツを押し上げている小さな突起。それを濡れそぼったスパッツの上からヌチャリと指で擦りあげられると初夏はたまらず腰を浮かして声を上げてしまった。

 「んふ、いい感度ですねぇ。すりすりすりすり」
 「あ、ん! ひぁ! あ、あぁ!! クぃ、はっひ、ぁあぁぁ! や、ぇぇぇ……!!」

 女性のもっとも敏感な部位といわれるクリトリスをいじられると、スパッツ越しだというのに貫くような快感が走って腰がガクンガクンと浮いては落ちる。
 むしろスパッツをはいているからこそ、滑らかな素材の上を抵抗なく擦られて、嬌声を上げてしまう。
 先に行われたディープキスで舌が痺れてしまっているようで、舌足らずな悲鳴でもだえている。

 「はひっ、あ、ぃ、ぃぁぁあぁ、あ、ん、はぁ、ぁあぁぁっぁあ、あぁぁぁぁ!」

 我慢しようと口を閉じようと思うのだが、キスによって蕩けさせられたこともあり、意識はあっても行動になかなか移ってくれない。
 それでなくてもクリトリスから送られてくる快感が強すぎるのだ。声を我慢するなどと到底できるものではなかった。

 (ぁ、ああぁ……こ、こんないつもみたいに、好き勝手……ぁ、で……でも……クリトリスいじられると……ぜんぜん……から、だ……動かなく、て……)

 抜けていく力とは別に、擦られれば擦られるだけ増えていく快感の波が一気になだれ込んできて理性を押し流して、際限なく生み出される甘い痺れに溺れていく。
 
 「うあっ、あ、あ――っ、ぁっ――ぁ、め――も……い、……っちゃ……っ!」

 視界が明滅し、キュウと子宮が咽び泣き、腰がリリアーナの指に押し付けられるように浮かび上がり、太ももが突っ張ってプルプルと震えて、足の指先にまで力が入ってピンと伸びきった。
 耐えようという気持ちはあるものの、一方的に送り続けられる快楽を前にしてはなすすべもなく、迫りくる絶頂に体を開かされていく。

 「あれぇ、もうイっちゃうんですかぁ? それはダメですよぉ」
 「ふ……ぁ……ぁぇ……?」

 しかし、絶頂を迎える寸前となると、リリアーナはクリトリスへ添えていた手を止めた。
 いつもならばこのようなことなどしないで、ただただ快楽を生み出しひたすらに絶頂を強いてきていた。
 今回もそうなってしまうのだろうと、快楽を送り込まれることに抵抗を覚えつつも半ば諦めの境地で身をゆだねようとしたときに突然の寸止めに、小さくではあるものの初夏は惚けた表情で疑問の声を上げてしまった。
 そんな初夏の反応を見て、リリアーナは笑みをさらに強くゆがめた。

 「あれぇ初夏ぁ……どうしたんですぅ?」
 「ぅ……ぁ…………」

 しまったと思うものの、絶頂直前まで押し上げられ熱に浮かされた体ではそこまでで、普段なら反論の一つでも返せそうなところだが口から漏れたのは熱のこもった吐息だけだった。
 突っ張った体はベッドのポスリと着地したが、じくじくと体を蝕んでいる感覚に、もじもじと無意識に太ももを擦り合わせてしまう。
 
 「は……ぁ……ぁ……」
 「んふふふ……続けて……ほしかったんですかぁ?」
 「く……ぅ…………」

 耳元でつぶやかれると、自分のしてしまったことを思いだしなくしかけていた正体を取り戻し、歯の根の合わないままに口をつぐんでうつき反らした。羞恥と屈辱で顔は今以上に赤く染まる。口で否定することは簡単ではあるが、証拠はすでに握られている以上、無駄な抵抗だ。

 「だめですよぉ初夏。こっちを向いてください」
 「ぅ、ぁ……はな……んむぅ――!」
 
 顔を背ける初夏のあごに手を添えて無理やり正面を向かせると、再びリリアーナは唇を塞いだ。
 今度は前置きなしで一気に初夏の口内に舌を割り込ませ、ネチネチと初夏の舌を嬲る。

 (そ、んな……また……キス……だなん、て……あ……あた、ま……おか、し……く……なっちゃ…………)

 イキかけの体への追い討ちとしてはやや生ぬるいかもしれないが、それでも初夏には十分効果的で、リリアーナの温かな舌が自らの舌に絡みつくと、途端に瞳を蕩けさせて体から力を抜いた。
 まるで触手のように縦横無尽に動き回って唾液を絡めて舌を絡めて、心までも絡めとっていってしまう舌技に、少しも抵抗などできないままに体を開かされていく。
 瞳はトロンとして涙でぬれそぼり虚ろに濁っていく。口の端には押さえ切れなかった涎がたれているが気にすることなくリリアーナの舌に身を任せていく。
 
 「ぷぁ……ふ……んふぅ……ぁ……ぅ……ふ、ぅ……ぁむ……ちゅ……」
 「はむ……ちゅ……む、ふ……ぅ……っん、ふ……ふふふ……んふ、ちゅ……っ」

 熱く蕩け絡み合うキスにリリアーナも次第に熱を帯びてきたのか、今まではねっとりと丁寧なものであったものが、激しさを増していく。
 勢いに任せて初夏の体を抱きしめて自身と完全に密着させると初夏の大きな胸がリリアーナの決して小さくはない胸を包み込むように重なり合ってお互いを押しつぶした。

 (ぁぁ、ぁぁぁ……すご、はげ……し……こ、んな……キス…………ずる、い……わ、よ……) 
 「んふ……んちゅ、ちゅ、む、ぅ、んちゅ……ぷぁ、あむ……む……ぅ、ぅぅ!」
 
 体をベッドとはさみ押さえつけられているというのに、あまりにも口から流れ出てくる快感が強すぎて、腰が反応してリリアーナを押しのけようとしてしまう。
 もちろん初夏程度の力で押しのけられるほどでなければ、その反応に気をよくしてより深いキスをする。
 
 (むね……も……こすれ、て……きもち……い……い…………いや、って思ってる……はず……なのに…………)

 ぐちゅぐちゅと淫らな音が響き快楽とは別に頭が犯されているような錯覚に陥って、もはや自分の感覚も思考もわけが分からなかった。
 どんな陵辱者であっても、大抵が力任せの一方的な陵辱だった。そこには相手を気遣う気持ちなど一切なく、ただただ自分の欲望を満たすだけのものだった。
 そんな陵辱でも体はあっさりと快楽を生み出して、陵辱者の思うがままにむさぼられいつしかそうなることに慣れてしまっていた。
 だがここにきて、リリアーナが行ってきたのはいつもの一方的なものではなく、ひたすらねちっこく、しかしどこか甘くて優しいものだった。
 確かにキスだけで快楽を感じることができるようにと開発はされているしそれについては諦めてさえいる。しかし、こうしてキスをされ続けていることで、気がつけば快楽を覚えてしまうことを嫌がっている感覚が薄れていることに気がついた。
 それどころか充足感さえ感じ始めている。
 
 (わた、し……おか……しく……な……てる……)

 こんなものはただの欲求で、満たされればそれで終わりのことのはず。そう思っていた。
 確かに気持ちはいい。こればかりは否定できない。だが無理やりされて快楽に満たされても幸せなんて思ったことは一度もなければ、できることならば敬遠したいことだと思っている。
 なのに、だというのに、強く抱きしめられて、激しく唇を舌を求められると、胸の鼓動が収まらない。いつもはこうして心臓が動くと苦しさを覚えていたものだが、今はこの振動が心地よい。
 快楽以外のことで体が緩んでいくのが分かった。不思議すぎる感覚に戸惑いを覚えるものの、いつもとは違う気持ちで自然と体が開かれていった。

 「んふ……」

 その瞬間を待っていたかのように、唇を押し当てながら小さくうれしそうな声を漏らした。
 そして初夏の唇を味わうことをとめないままに、そっと手を再び伸ばし、そのままスパッツの間に手を押し込んだ。

 「んむぅ……!?」

 ビクリッと初夏が小さく跳ね上がった。
 寸止めをされ敏感な体がより敏感にされていることもあるのだが、それ以上に直に触れられることへの無意識の期待が余計に初夏の体を淫らに敏感にしていた。
 すでにぐちょぐちょでもはやスパッツはとどめきれなくなっており、愛液がお尻を伝いベッドを汚し、重なっていたリリアーナの足も汚していた。
 
 (い、ま……どこ、でもさわられ……たら……わたし……ぜったいに、イク……っ)

 ゆっくりゆっくりと秘所へと向かっていく手。近づくたびに心臓がどくんどくんと跳ね上がって、子宮をキュンと戦慄かせる。
 だがリリアーナは下腹部にばかり意識を向かないようにと唇で初夏の舌をはさんだ。

 「じゅる……じゅる、じゅるううううううううぅうぅ!!」
 「ん――――ん、む、ぁ、ああぁああああぁあぁっぁぁぁぁあっぁぁぁぁあぁ!」
 
 そして、先にやったときと同じように、ゆっくりと舌をできるだけ根元から先端までを啜りあげた。
 初夏の体に断続的な恍惚感がゾクゾクと生まれて視界が真っ白に染まった。全身に心地よさ駆け巡っては力を快楽に変換して脱力させて、代わりにもたらされるのは引きつくような痙攣だった。
 
 「あ……ぁ……ぁ…………ぁ、ぁ……ぅ、ぁ……」

 舌をすすられてしまったがために、またしても口から舌をだらりとだらしなくはみ出させて戻すこともできないままだった。舌の唾液はリリアーナがすべて啜ってしまったためにそこからこぼれることはなかったが、口の端からは抑え切れなかった分がたれていく。

 (わ……たし……キス……だ、け……で…………イっちゃ……た……)

 ジーンと余韻が体を包み込む。今までにないような幸せな快感絶頂の余韻だ。頭はボーっとするし体はヒクヒクと震えてしまうが、心地よい痺れとなって身を任せてもいいと思ってしまう。挿入もされず、暑い部分が未だに残っているが、こんなにも優しくイかされたことなどなければ、その熱も忘れることが出来た。
 だが、それは一瞬の幸福だったのかもしれない。

 「んふ、まだ満足なんて出来てないですよねぇ?」

 ゾッとするほど艶かしく、しかしどこか冷たいものを含んだリリアーナの声が鼓膜を振るわせた。

 「────────────っぁ────────────っ!!!?!?!?」

 絶頂の余韻に浸って完全に無防備になった状態のところに、リリアーナは痛いほどに腫れ上がっていたクリトリスをキュッと摘んだのだ。
 その瞬間、初夏は再び絶頂まで押し上げられてしまった。腰がギクンと跳ね上がって弓なりに反らしながら、突き出された秘所からプシップシッと盛大な音を響かせた。スパッツに阻まれながらではあるが潮を噴いてしまったのだ。

 「んふふ……ほぉら、まだまだですよぉ?」
 「ん──きひぃいいいいいいいいいいいいいいい!?!!?」

 未だ絶頂から降りてこられていないというのに、リリアーナは容赦なく初夏のクリトリスを摘んだまま、こりこりとしごき上げた。

 「あは。硬いのにやわらかいですねぇ。どうですかぁ、初夏ぁ?」
 「ひん! あ──っぁ、あ、っひ、ぐっ────っ、っ────っあ、────ひぃ──────っ」

 小さなおもちゃで遊ぶようにリリアーナが淫豆をこねくり回す。そのたびに初夏の視界は真っ白なフラッシュがたかれて、すぐ後に絶頂の波が押し寄せてくる。
 腰がカクッカクッと痙攣するのを止められない。

 (な、なん、でっ……こん……ぁ、や──っあ、や、──ま、また、ぁ────っ!)

 媚毒に侵され、絶頂寸前でお預けを受けた体は、初夏が思っている以上に敏感で貪欲なものとなっていたのか、想像以上の快感に少しも抗うことが出来ない。
 キュっとリリアーナが一度クリトリスを抓るたびに視界が弾けて体が突っ張って絶頂する。先ほどまでのねっとりとした優しいものはただの前置きであったといわんばかりに、次から次へと絶頂させられて、涙と汁と涎を撒き散らす。
 
 「んふ……」

 壊れたおもちゃのように引きつる初夏を見るリリアーナの表情は、あまりにも妖艶だった。初夏の痴態に興奮を抑えられないのか、彼女自身も頬を赤く染めて、ヌチャリと舌なめずりをする。

 「ここからは未知の経験を味わわせてあげますねぇ……」

 クリトリスを執拗になぶられている初夏にその言葉が届いているのかは怪しいところだった。しかしそんなことはリリアーナには関係なく、妖艶な笑みを凶悪な愉悦に歪めると、彼女の身を包んでいた黒いスーツが、弾かれるように扇状に広がると、各々が独立するためにとちぎれはじめた。
 音はないもののブチブチとちぎれて行くさまは、少々グロテスクと言わざるを得ない。唯一見ることのできる初夏がそれどころではないことはある意味救いだったのかもしれない。
 
 「んふふ……それじゃあ、侵して犯してあげますねぇ……!」
 「っぁ――!!」

 ピンっとクリトリスを弾かれて、短い悲鳴を上げて腰を跳ね上げる。その瞬間を待っていたと言わんばかりに、触手の全てが初夏の腫れあがった陰核に殺到し、そして――

 「――――ぁ――ぁ――――――っっ――――――」

 触手はクリトリスを貫いた。
 衝撃に初夏の体がガクンと引きつるのだが、触手は一切止まることなく、次から次へとクリトリスへと突撃していく。

 「――――っ――――――――っ――っ――――――っ」

 声も上げることも出来ずにひたすら口を「あ」の形に開いたまま、腰を浮かべたまま、ビクンビクンと触手がクリトリスを貫くたびに……つまりはほとんど休まるまもなく痙攣し続けている。

 「――――――――――っ――――――――っ――――っ!」

 目を見開きその端からは涙を流し、頭をベッドに押し付けるほどにおとがいを反らしているのだが、呼吸がままならないのか舌を懸命に伸ばして涎を飛ばし、頬を伝わせる。
 だが、苦しそうな表情ではあるものの、そこにあるのは痛みを伴ったものではない。
 赤く上気した頬と濡れた瞳が、何よりも雄弁に快楽を得ていることを語っていた。

 (な……に、これ……っ、クリトリスに、なに、か……はい……って……っあ、あぁぁああぁあ!?!?)

 リリアーナの触手は間違いなく初夏のクリトリスを貫いている。だが、貫いてはいるものの出血はしていない。触手は、クリトリスを貫こうとする瞬間、実態がないように透過しているのだ。

 「っ――――――ひっ――――――っぁ――――――っ――っ――――っっ!!!?」

 しかし、実態がないように透過していながら、触手がクリトリスの表面からツプリと入り込むたびに、初夏の体が思い切り跳ね上がる。秘所からブチュブチュと快楽に染まりきった蜜を大量に吐き出して、しかしそれでもまだ足りないと言わんばかりに少し上の穴からは飛沫を分泌する。

 「んふふふ……どうですかぁ? 私の影に侵食されながら犯されるのは」
 「か――――――はっ――ぁ、――――――――っっ――――ぁ――――――――!!!?!?!」
 「私の影ってぇ、本来は侵食させた体を私好みに変質させることができるんですよねぇ。でもそれを使って気持ちよくできないかなぁって思ったんですけど――」
 「ひ――――――――――ぁあぁぁあぁぁぁあぁぁああぁぁぁぁぁぁあっっぁぁあぁぁ!」
 「成功みたいですねぇ」

 普段クリトリスは外から刺激を加えなければ快感は生まれない。そのはずなのに、今起こっているのは、クリトリスに「挿入」しているのと同義だ。
 挿入する穴などどこにもないはずなのに、それを関係無しにリリアーナの触手は貫いていく。

 (こ……これ……だ……め…………っ、くりとり、すの……内側なん、……感じすぎ……て――っ)

 表面は抵抗もなく透過しているはずなのに、内部へと入り込んできた触手が這いずり回ると、何故か刺激が走る。しかもただの刺激などではなく、今まで味わったことのないまさにありえないほど強烈な快感だ。
 しかも糸のように細い触手が一斉に、クリトリス全てを包むように侵し犯していく。ズルルルルルとまるで膣壁を擦られているような、だが生まれる快楽は、快感神経を直接いじくりまわされてしまっているかと思うほどに強烈で容赦がない。

 「――――――――――っ――――――っっ――――――――!」」
 (い……イク……のが、…………とまら……な…………っ…………)

 断続的に発生する快感は絶頂の波などという生やさしいものではなく、塊を何度も何度もぶつけてくる。触手がクリトリスを通過する際に絶頂し、内部で擦り合いぶつかり合うとそれで絶頂する。しかしそれは一本だけでの話。
 初夏とリリアーナの体を包み込んでも有り余るほどの触手全てが、今や初夏に快楽を与え絶頂へ誘うためだけにあるのだ。
 逃げられない絶頂の嵐に、初夏はもはやひたすら絶頂痙攣を繰り返すしかなできない。

 「初夏ぁ……知ってますかぁ? クリトリスってぇ……眼に見えている部分だけが感じる場所じゃないんですよぉ?」
 「~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ!!! ~~~~~っっ!!!!」

 リリアーナの言葉と共に、触手が中から外から、クリトリスとしてある部位に向かって殺到し貫いていく。
 たったあれだけの小さな器官で、全身を蕩けさせられるほどの快楽を生み出していたというのに、その快感を生み出す範囲が一気に増えてしまい、雷に打たれたかのように初夏は全身を思い切りつっぱらせた。口の端からは泡が立っている。胸の先端はクリトリスと同じように自己主張をしながら、その周囲から甘ったるい香りを放つ白濁のミルクを滴らせている。
 お腹がヒクンヒクンと引きつったように痙攣する。秘所はもはや壊れた蛇口のように愛液を分泌している。尿道からはも弛緩してしまったのか黄金色の液体を垂れ流し、太ももを汚して、愛液と共にベッドをぐしょぐしょに汚していた。

 「んふふふ……! どうですかぁ? どうですかぁ初夏ぁ!」

 リリアーナ自身の甘ったるい香りと、初夏が垂れ流す淫らな香りが部屋中に満ちる。それにともなって加速度的に蕩けていく初夏を目の前にしてリリアーナがついに興奮を抑えきれなくなり、声を荒らげた。

 「っひ――――っ~~~~~~~~~~~~~~!!! ~~~~~~~~~~~!!」

 呼応するようにまだ襲いかかっていなかった触手が、無遠慮に初夏を貫いて侵食していく。
 触手の量と長さだけ快感が生み出され、激悦から指一本すら逃げ出せそうにない。ズルリとどこかがうごめくたびに全身が蕩けてしまうような錯覚に、声も上げることも出来ずに連続絶頂に飲み込まれる。

 (ぁ……ぅ……も…………なに、も……かんが、え……ら…………れ…………)
 
 頭がドロッドロに蕩けてしまって、目の前が真っ白に染まっていく。苦しさや辛さと言った感覚が消失していき、快感だけが残ってしまし、より一層強く深く絶頂に引きこまれていく。
 もはやどこで絶頂を迎えて、どれだけ絶頂に放り投げられているかさえ分からない。
 余韻なんて感じる暇もないままに、次から次へと絶頂につぐ絶頂が襲いかかってきて、たまらない。

 「~~~~~~~っ、っ、っ…………ぁ………………」

 そして、何度目かもわからないほど絶頂を迎えたときに、ついに初夏は意識を手放した。




 それから、一体どれほどの時間が流れたのだろうか。
 
 「ほら……初夏ぁ……初夏のためだけに用意した専用の触手ですよぉ? もっともっとよがってくださいねぇ……!」
 「っああぁぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~っっ! っっ!!」

 意識を手放している間もリリアーナは責め手を緩めることはなく、それどころか触手を胸にまで伸ばし、内から外から責め立てた。もちろんクリトリスへの責めは一切休めることなく。
 そうして、無理やり起こされては、あまりの快感に意識を強制的にシャットアウトするこを何度か繰り返しながらもリリアーナの行為はエスカレートしていくばかりで、ついには今まで手を付けなかった、初夏の意思とは別にヒクヒクと物干しそうに痙攣している膣へ極太の触手をねじ込んだ。
 
 「ぁ――――――――っ――ぁ――っ――――――ぁ――――――」

 極太の触手は膣壁を押し広げ襞をめくり、あっさりと子宮口まで到達してゴチュと押しつぶす。初夏のために用意したということもあり、極太で歪な形をしているのだが、それが初夏の泣き所をあますことなくこすり押しつぶしており、極限まで敏感な状態を保ち続けさせられている体は一瞬で複数回の絶頂を極めてしまう。
 ぴったり隙間なく満たす触手によって押し出された愛液がブチュッと端から飛び出していく。

 「子宮口なんてさっさと突破してぇ、初夏の全部を満たしましょうねぇ」
 「あ――――っ――あひ、――ぃ――――っ、ぁ――――――――――あぐっ――――――ぁ――――――」

 膣の入口まで引いては、ゴツンと子宮口を叩く。それを何度も何度も繰り返さえしては快楽を得るために開け渡そうとしている子宮そのものがわなないて、蕩けていく体とは別にジーンと痺れる深い快楽を生み出していく。

 「ぁ……は…………っは……ぅ……あ…………っ」

 すでに何度も意識を手放しているほどに憔悴している初夏がこれだけの快楽に耐えられることもなく、またもや意識が白く染まっていき、反応が鈍くなっていく。

 「んふふ……今度は寝かせませんよぉ?」

 つぶやいて、指を少しだけ折り曲げると、膣の極太触手が、更に激しく子宮口を叩く。それに合わせて初夏を侵食している触手が全て荒々しく蠢き回った。

 「んぁ、あああぁ、あああああああああああああああああああ!!」

 少しも初夏をいたわることなく体の中まで無遠慮に蹂躙しまくる触手に、光を失いかけていた瞳を見開いて、体を突っ張って悲鳴のような嬌声を上げた。

 「えい♪」

 ゴチュンッ――っ

 「かは――――――――――っ」

 追い打ちをかけるように極太の触手が子宮口をこじ開けて、初夏の中心部へと侵入を果たした。その勢いと快感に、酸素が無理やり押し出されるかのような悲鳴を上げて、最奥を叩かれた衝撃に、体を思い切り突っ張ってピクピクと震えた。

 (も…………む、り…………これいじょ……された……ら……こわ……れ……ちゃ……)

 ここまでされて、理性を保てるのは初夏だからだろう。しかしそれが逆に快楽地獄をより深いものにしてしまっているというのは皮肉なものだ。
 だが、だからこそ。だからこそリリアーナは初夏のことがこの上なく好きなのだ。
 愛などという言葉では表せないほどに、全身全霊をかけて初夏を悦ばせてあげたい。初夏の快楽に染まり淫らに歪む表情を見ていたい。
 その時こそ、ラファズとしてリリアーナが深く初夏とつながっていると思えるのだから。

 「まだまだ……もぉっと……たくさんイかせてあげますからねぇ……」

 

 それから更に時間は過ぎ、今や初夏の体はリリアーナの影にほとんど包まれていた。ベッドで大の字を描くように横たえられたままで、ほぼ全身体を貫かれ犯されていた。露出している部分といえば、口の周りくらいなものだろう。
 目にはアイマスクのように触手が覆いかぶさり、耳はもちろん頭にさえ触手は入り込んでずぶずぶに犯していた。

 「ひゃ、め……ぁ、ま……ら……い……きゅ……ぅ……ぁ……あ、あんんんんっ」

 直接的ではないにしろ、脳を直接犯されてしまっているような感覚は快感神経全てを掌握してしまったかのようで、触手が一ミリでも動けば、体がもう気持よすぎて訳がわからなくなってしまう。
 だというのに脳みそをかき混ぜてしまうかのように触手たちには遠慮がない。意識と理性があるのかさえわからないままに、言葉にならないつぶやきを持って絶頂と否定を繰り返す。
 
 「ぁ……ぁ……ぁひ…………も…………ゆ、りゅ……し……ぁ、あぁぁぁぁ…………っ」

 今までどんな相手に陵辱され続けても許しを得ようとしたことなどない初夏が、仲間となったはずの相手に許しを乞う。その姿に興奮したのか、触手がまたもや動き出す。

 「んぁ、あぁあぁ……あぁあぁああぁぁぁ……っっ!」

 体に入り込んでいくもの。出てはまたもや内部へと入っていくもの。一部でとどまり快感を生み出し続けるもの。あえて外部で快感を覚える場所を徹底的にいじめるもの。
 それらすべてが咽びなき虫の息となった初夏をただただ責め立てる。

 「ひ……く、ぅ……まら……い…………くぅ…………」

 室内はリリアーナの放った媚薬の液体と、初夏の汗と涎と愛液と潮と尿で、ぐちゃぐちゃになっている。
 普通の人間であればとっくに死んでしまってもおかしく無い状態だが、初夏はそれでもひたすら快楽を覚えていく。

 「んふふふふ……初夏ぁどうですかぁ? 気持ちいですかぁ? お希とあらばもっともっともっともっともっともーっと……ずっと気持ちよくしてあげますよぉ? いいえ……気持よくしてほしいですよね? そうですよね? だって今の初夏は快楽に染まりきってそれしかなくってとっても綺麗なんですもん。やってもいいんですよね? ね? んふふ、あは、あははは……あはははははははははは!!!!」

 リリアーナの体から、更に大量の触手が生み出される。
 初夏と出会った当初ですら強力な力を持っていたが、初夏の活力を定期的に補給することによって同族にすらついづいを許さぬほどになったリリアーナの力の限界はまだまだ先にある。
 それ故に、人が一人優に殺せるほどの快楽を生み出せる力などまだまだ彼女の一部でしかない。それどころかこうして初夏を犯している状態ですら全力ではない。
 
 「ぁ――――――――――」

 新たに生み出された触手が、、触手の上から更に初夏を侵し犯していく。

 「ぁぁああああああああああああああああああああああああぁああぁぁぁあぁああぁぁあぁぁああぁぁぁああ」

 一番最初に出会った時と同じように、だがあの時とは比べものにならないくらいの快楽と触手に包まれながら、初夏はただただ絶頂するだけとなっていた。

 
 結局この行為は一週間ほど続き、ようやく結界を破り駆けつけた仲間によって救出された。
 意識を取り戻すまでに一週間。行動可能に回復するまでに更に一週間を必要とするほど消耗しきっていた。

 
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コメント

すげーシチュだあああああああ!
いつもこっそり楽しませてもらってます
後遺症残るレベルのハードな快楽責めはロマンすなあ…
愛があるのがまたいいというか厄介というかw
こうやってリリアーナの手管に絆されつつどんどん取り返しの付かない体になっていくわけですねw
いつか薄い本で読んでみたいもんです
2011-09-01 Thu 07:25 | URL | SGR [ 編集 ]

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